The Netherland
政治とは人の暮らしをコントロールするものと思っていたけど、その逆にもなりえるということを思いしらされた気がした
思わず納得した。
今日、オランダを特集した雑誌を読んでいていろいろと面白い記事が掲載されていたので抜粋&コメントを交え書いてみよう。
政治
オランダは大人の国?
4年ごとに行われる国民の選挙で選ばれた代表者からなる議会制民主主義。選挙権は18歳から。ちなみに成人年齢も18歳で免許の取得や結婚が認められる。飲酒についてはビールやワインは16歳から、強度のアルコールは18歳以上。
大人の国というか個人を尊重している感じを受けました。
文化
平等の国
オランダの憲法でも第一条に「オランダにいる全ての人間は同党の境遇・待遇を受ける。宗教、思想、政治的信条、人種、性別による差別は許されない」
自転車大国
女王様も市長も社長も皆自転車に乗る国。大きな理由の一つはオランダは国土のほとんどが平坦で自転車の利用が優遇されているから。
市街地では一方通行や進入禁止が多く、車での通行は制限される。オランダが自転車に注目しはじめたのは70年代。自動車の普及に伴う事故の増加やオイルショックがそのきっかけだ。地球環境問題への関心の高まりも手伝い、石油を消費し環境にも害を与える車に代わる自転車を利用することが、国の環境保護政策の一環となった。90年代以降は国の交通政策の中核に自転車が組み込まれているという。
日本も参考にして欲しいと思う。確かに国土面積41500平方km、人口1633万人という小さな国だからこそ出来る政策だと思うが地形や都市形成的に類似点がある京都市なんかが都市単位でモデルになってもっと突っ込んだ形で取り組めば、とても面白い結果が出ると思うのです。
水の国
国土の8%を運河や河川が占めている。小学校の授業では洋服を着たまま水の中に落ちた時、いかに早く岸に辿り着けるか訓練される。
笑い事じゃ無いのでしょうね彼らにとって…。
ボランティア大国
オランダ人の海外貢献に対する意識と関心は他国に比べズバ抜けて高く、普段は財布のヒモが固い事で知られる彼らも国際協力には出費を惜しまない。海外で飢餓や災害が発生すると、あっという間に多額の義捐金が集まるそうです。
自国に多くの人種や民族が混在しているからこそ、他人事とは思えないのでは無いかと思った。
日本でも阪神淡路大震災の時、他国に先駆けて援助隊を派遣したのもオランダらしい。
環境問題に真摯に取り組む国
国土の30%が海水面積以下で、このまま地球温暖化が進んで海面が上昇すれば低地国のオランダにとっては死活問題になる。なので環境問題への取り組みが他のどの国よりも先進的。
どこかの国も近頃は環境問題への取り組みを大々的にアピールしているが…信用ならん。
などなど。まだまだ沢山の事柄がありますが、とてもじゃ無いけど書ききれないのでこの辺に。
こう見てみると、様々な分野で日本が手本にすべき事が多く含まれていると思う。機会があれば…というか是非ともオランダには一度訪れてみたいと思いました。
SPECTATOR(Vol.18(2008SPRING ISSUE)) より
amazonでは完売していました。
先月半ばまでは京都のガケ書房に在庫在り。
興味がありましたら、是非一度目を通してみてください。