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Daily life


先日、母が大きな手術を受けました。術後はICUだったので会話が出来ず。翌日にやっと面会が許可され、病床の母と会話をした時にグッと込み上げるものがあった。
ほんの10分足らずの時間だったが"会話が出来る事の喜び"を再認識させられた。そして『言葉を交わす事が一番の親孝行なんだな』と、この歳になってやっと分かりました。
不祥者の息子ですが出来る限りの事はするつもりです。




不安が少し解消されたせいか、最近何気ない日常の生活が楽しくなってきた。
という事で昨日の後半を振り返ってダラダラと書いてみる事にする。


夕方から街中に繰り出し最初に向かったのは書店。珍しく読みたい漫画があったので購入する。
孤高の人/坂本 眞一 (著)

孤高の人 1 (ヤングジャンプコミックス)

孤高の人 1 (ヤングジャンプコミックス)

原案は山と渓谷社の雑誌『山と渓谷』に連載されていた新田次郎の同名小説。

人付き合いを拒み心を閉ざした主人公が、ふとした事件をきっかけにロッククライミングの魅力に目覚め、やがてひたすら空に近い高みを目指す登山の世界へと引き込まれていく・・・


新田次郎の『孤高の人』は以前から知っていたものの、当時はあまり活字を読む習慣が無くいつの間にか記憶の片隅に追いやられていた。最近になって山好きの友人から『"孤高の人"が漫画になっている』と聞き購入に至る。
まだ封を開けていないが絵の感じは好きだ。3巻までまとめて購入したので時間が空いた時に一気に読破したいと思っています。感想は後日。


その後、友人の秋山君が営むSHOP"SPROUT"へ。秋山君は僕より一つ年上。山やアウトドアギアの話で盛り上がりそれ以来仲良くしてもらってます。
そんな秋山君の店で扱っている商品の中で一番のおススメはコレ。

Photo by SPROUT

お香立てです。ボディから接続部分まで静岡の職人さんがひとつひとつ手作りで削り出しているという。
自分も物作りに携わっているだけあって、こうゆう"うんちく"には弱い。懐に余裕が出来たら一つ購入したいと思う。
『今日は暇。土曜日感がまるで無い』とぼやく秋山君。秋の夕暮れ、店の前のアウトドアチェアに腰掛け「山と渓谷」の特集記事「紅葉前線」を二人で眺めながら極彩色の山に思いを馳せる。


その日の〆は最近お気に入りのリベラル食堂にて可愛い後輩とお食事。


ピザがとても美味しい


Photo by SPROUT


『気付かなかったと思うけど、昔凄く好きだったんだから』と言われ少しドキッとした。
実際まるで気付かなかった…当時も今までも。もう7年も前の話だが。
女心に極めて鈍感な自分。その辺は今でも変わっていない気がする。
ビールでピザを流し込みながら、とりとめもなくする昔話。その頃の話をしたのはいつ以来だろうか。
時の流れを肌で感じながら緩い土曜日の夜は終わりを告げる。


『何気無い日常生活でもこんなに楽しめるんだな』そんな事を素直に思えた一日でした。