Travelong Nomad▲

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祖国か死か(ネタバレ有り・・・かも)

夕方前くらいからアウトドア店を中心に数カ所ブラブラした後に予告通り観て来ました。
チェ 28歳の革命
少し早めに行って、どセンターの調子が良さそうな席にドスーンと構えて鑑賞。面白かったですよー。

冒頭は超ミニマルなラテンパーカッションに乗っけて当時の物だろうと思われるモノクロフルムを編集した映像。このシーンの色味と編集が印象的で素晴らしく、食い入るように観てしまった。

全体を通してゲバラの人間性よりも革命家としてのゲリラ活動の描写が多く、叙情的な演出はいっさい省き行動のみを追う映像はキューバ革命そのものがストレートに伝わり個人的にそれがツボでした。でもその辺の泥臭さは確実に男子向けで女子にはイマイチかも・・・というのが僕の見解。
しかしながら熱演するベニチオ・デル・トロが非常に素晴らしく、NYの国連での名演説や葉巻をくわたインタビューの場面はかなりイケてました。女子諸君はそれだけでも満足かも。


ゲバラが革命に注いだ愛と情熱、こうゆう感覚に対してイマドキの若者はどう感じるのだろう。少なくとも自分は熱くなりました。
早く続編が観たいです。



ちなみこの2本はスクリーンのサイズが異なっていて、『28歳〜』はワイドなシネマスコープサイズ(横縦比が2:1以上の画面サイズ)、『39歳〜』はビスタサイズ(横縦比が1.66:1程度の画面サイズ)。世界史的にも有名なキューバ革命に関しては、ベーシックな作り方で見せ、あまり知られていないボリビアでの革命の失敗に関しては、手持ちカメラでドキュメンタリータッチにしているようです。