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破壊と再生


普段ほとんどTVを観ない自分が珍しくTVを観た。20時台の『世界まる見え!特捜部
その中の『地球から人類が居なくなったら』という1コーナーが非常に興味深かった。

本当に地球から人間がいなくなったら地球はどう変わるのか?人間がいなければ、地球は救われるのか?その答えを、アメリカの科学者をはじめとする、様々な専門家たちが分析・検証。リアルなCGで完全シミュレーションした番組をご紹介。

てな感じの内容で「人類消滅1日目」「人類消滅10日目」と滅亡からの経過がCGでシュミレーションされ、最終的には「そして人類消滅1万年後」まで。

ちなみに1万年後には緑豊かな原始の地球に戻り、残された人類の痕跡はほんのわずかという事だ。さらに、現代人が生み出した最新技術よりも古代人が石に記した記録の方が、はるかに長い間地球に残るみたいですね。自然の石で造られたエジプトのピラミッドに中国にある万里の長城などなど。大統領の顔を刻んだアメリカのラッシュモアも結構いけるみたいだが、それでも古代人の知恵はスゲーなと思いました。

でも一番興味を注いだのが1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故。その原発事故によって高濃度の放射性物質で汚染されたチェルノブイリ周辺は今現在どうなっているかという内容。
人間の手で引き起こされた事故により動植物は、ほぼ全滅。再生までには莫大な時間がかかると言われていた死の大地。それが自然の驚異的な再生能力により、この20数年間で生命を取り戻しつつあり、今では緑が甦り野生動物が行き交うまでに回復したそうだ。
もちろんそれがほんの一部の事であるのは分かっている。今でも後遺症に苦しむ人々が多く存在しているし、原発事故の直撃を受けた職員の数名の遺体が現在も原発を覆う石棺の中に眠っているという。事故の記憶と記録は後世に伝え、絶対に忘れてはいけないと思う。

でもその傍らで、あの絶望的な破壊から20年そこそこで生命の再生をもたらした自然の力は純粋に凄いと思うし感動を覚えた。それと同時に地球、自然、生命、儚くも強いこれらの存在をもっと尊び、そして守っていかなければと思いました。僕なんか人一倍その自然に楽しませてもらっている身ですから特に。
少しの情報から得た薄っぺらな感情だと思うが、その『思う事』が大切なんじゃないかなって気がします。そして思いは行動へと繋がり、失われつつある自然の再生へと繋がっていくのだと自分自身に言い聞かせたい。


殴り書きなので上手く文章をまとめられなかったが『破壊と再生』という内容でした。